妊婦さんへの、百日咳やRSウイルスのワクチンが、赤ちゃんを守ります。
2025-06-30
2025年は、近年になかったほど、百日咳の流行が続いています。
百日咳は、赤ちゃんが感染すると重症化しやすく注意が必要です。
日本では、生後2か月からの定期接種が行われていますが、それ以前に感染する事もあります。
当院を受診された赤ちゃんの入院例もありました。
他県では、生後1ヶ月の赤ちゃんの死亡例も報告されています。
海外では妊娠後期に、妊婦さんにワクチンを接種し、赤ちゃんに移行抗体を届ける「母子免疫ワクチン」が推奨されています。
日本でも、妊婦さんへの百日咳ワクチン接種が可能です。
またRSウイルス感染症も、赤ちゃんが重症化しやすい呼吸器感染症です。
RSウイルスに対しても母子免疫ワクチンがあります。
妊娠中の接種により、お母さんの免疫が、出生後の赤ちゃんをウイルスから守ります。
日本産科婦人科学会は、百日咳やRSウイルスに対する、妊婦さんへのワクチン接種を推奨しています。
大切な赤ちゃんを守るため、ぜひ産婦人科の先生にご相談してください。
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